ピタッとフィットする感覚が身を引き締めるような感覚になる加圧シャツは、その締め付けによって筋トレ効果やダイエット効果を高めてくれるものです。
しかし、加圧シャツを着用している最中にかゆみを覚え、無性にかきたくなってしまったという経験はないでしょうか。
また、かゆみが常習的になり、確認するとあせもができてしまっていた、なんてことも可能性としてはゼロではありません。
では、そのできたあせもは加圧シャツが影響しているのでしょうか、かゆみが出た時の対処法と一緒に紹介していきます。
加圧シャツであせもができてしまう原因
まずは加圧シャツであせもができてしまうということですが、あせもは大量の汗をかいたときに汗が皮膚の中にたまってしまうために炎症を起こしてしまうことが原因と言われています。
そのため、加圧シャツを着ることによって運動効果が高まると同時に発汗作用も促されて、汗をかく量が増えてしまうと、それだけあせもになってしまう可能性は高いといえるでしょう。
また、加圧シャツは適度な加圧を体幹に与えてくれますが、シャツが身体に張り付いてしまうために汗が肌に触れやすく、大量の汗をかいてしまうと逃げ場が無くなってしまいます。
特に普段から汗をかきやすい人というのは加圧シャツを着ることによって体温が上昇し、より汗をかいて首や肩、背中にあせもができやすくなるでしょう。
あせも以外にもかゆみが生じる場合がある
あせもは炎症を起こしてかゆみを生じさせてしまいますが、あせも以外にもかゆみが生じてしまう場合があります。
肌は乾燥することによってかゆくなってしまいますが、加圧シャツを着用しても乾燥を招いてしまうこともあります。
加圧シャツを着用して汗をかいたときに肌に汗が密着している状態で乾くと、肌の水分も一緒に蒸発させてしまう影響でかゆくなる場合もあるので注意が必要です。
あせも・かゆみが出たときの対処法
あせも・かゆみが出ないようにしたい場合、以下のような対処法が効果的といえます。
あせも・かゆみの対処法
- 長時間着用しない
- 吸水性吸汗性の高い加圧シャツを選ぶ
- 乾燥対策を行う
それぞれを詳しく紹介していきましょう。
長時間着用しない
加圧シャツを着用する人の中には私生活で着用するという人もいますが、着用時間が長くなればなるほどあせもやかゆみが生じやすくなるという点に気をつけなければなりません。
加圧シャツによって運動効果が高まり汗をかきやすい状態になることは良いことですが、長時間着用することによって汗が汗腺から出にくい状況に陥ってしまいます。
この状況を避けるためには長時間の着用を避け、可能であれば汗を拭いて汗腺から出やすい状況を作りましょう。
また、長時間の着用を避けるために一度脱いで汗を拭うことや通気性を良くすることは良いことですが、再度同じ加圧シャツを着用するのはペタペタして気持ちが悪いです。
もし可能であれば加圧シャツを2枚用意して、汗を拭いた後はもう1枚の加圧シャツを着用するという工夫も良いでしょう。
吸水性・吸汗性の高い加圧シャツを選ぶ
加圧シャツは通気性に優れている素材で作られていることが多いですが、商品によって通気性に優れているものがあります。
汗をかきやすい人やあせもができやすい人は通気性に優れているものや吸水性・吸汗性に優れている加圧シャツを選ぶのも一つの対処法です。
汗をしっかりと吸汗してくれることができれば、肌から余分な水分を奪っていくことが少なくなりますので、それだけで乾燥対策・あせも対策になります。
乾燥対策を行う
かゆみの原因である乾燥はボディクリームを塗ることで対策をおこなうことができます。
ただし、加圧シャツを着ているときは汗をかいてしまうためボディクリームを塗るのは適していません。
ボディクリームを塗るのであれば、加圧シャツを使用した後に身体を清潔にした状態で使うようにしましょう。
あせもやかゆみがひどいときは病院に行く
いくらあせもやかゆみ対策を行っていても、中々治らないということも場合によってはありえます。
その場合、加圧シャツの繊維によってアレルギーを起こしてしまっている可能性もありますし、あせもが悪化してしまっている可能性もありますので病院へいって診てもらうのが最善です。
その際には加圧シャツの素材がどのようなものであるかメモをする、あるいは実物を持っていくなどすると医師も診察しやすくなるので持っていくようにしましょう。
まとめ
加圧シャツを着用すると汗をかきやすくなることは良いことなのですが、汗をかきすぎてしまうとあせもやかゆみの原因にもなりかねません。
しかし、しっかりと対処をすることであせもやかゆみを抑えることができますので、乾燥肌や敏感肌の方は特に注意して加圧シャツを着用するようにしてください。
快適に加圧シャツを使いこなすことができれば、あなたの筋力トレーニングやダイエットの心強い味方になることは間違いないでしょう。